大阪刑務所(堺市)の新型コロナウイルス感染対策が不十分だとして、60代の男性受刑者が28日、人身保護法を根拠に感染防止対策の改善を求める訴えを大阪地裁堺支部に起こした。
訴えたのは、恐喝罪などで2015年に懲役8年の判決が確定した60代の男性受刑者で、現在は1人用の単独室に収容されている。
請求書などによると、居室や作業場には消毒液もなく、作業時の受刑者同士の距離を確保する措置も不十分だと主張。男性は公判中に腎移植手術を受け、新型コロナに感染すれば重症化する可能性があると訴える。身柄を不当に拘束された人などの権利救済を図る人身保護法に基づき、感染対策の改善を求める。
請求後に会見した男性の弁護団…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル